夢の手枕~Spero Dum Spiro~★跡地★

m03a076d.exblog.jp
ブログトップ

手のひらに頭脳を

医療関連で活躍中のPDA。最近はWindows Mobile搭載のPocket PC、更にはスマートフォンが台頭してきてPalmがじりじりと後退している感が否めません。Palmも電話機能搭載のTreoなどがありますが、日本では使用不可能。それ以前に日本語を表示したり打ったりすることが出来ないというのが現状(CLIE撤退は大きかった…)。日本のユーザーは無理やり「日本語化」という作業を行わねばいけません(それ用にJ-OSやJaponなどが販売されています)。それでも完全な日本語化はムリであることが多く、どこかで文字化けしてしまいます。
さて、自分のクラス内でもPDAを使用している方は何人かいますが、自分以外は全員HPのPocket PCとなっています。この子達が出始めた頃はWindows Mobile用のソフトが少なくPalmの優位性が多分にあったのですが、最近は随分とSkyscapeといったソフト販売元も柔軟な姿勢を示してくれちゃいまして、その差はかなり縮まっています。特に使用するソフトウェアが日本語のもののみと割り切っている方にとっては、Windows Mobileが良いでしょう。

こうして立場としては苦しいPalmですが、折角なので自分のソフトウェアをご紹介したいと思います。
e0035413_21474042.jpg

↑ 『ABX Guide』は抗菌薬の使い方や選び方が満載(ABXはAntibioticsの略)。
「Archimedes360」は計算ソフト。他のソフトを買った時にサービスで付いてきました。本来は有料ソフト。
『Ballard』はその名の通りBallard分類です。
『DxSaurus』は鑑別診断のソフト(DxはDiagnosisの略)。
『Epocrates』はアメリカ版今日の治療薬というと分かりやすいでしょうか。これを使うためにPalmを買うというくらいに向こうでは重宝されています。無料版と有料版(機能充実)がありますが、自分のは無料版。
「GraysAnatomy」は簡単な解剖マップ。あんまり使ってません。
『MedCalc』は使い勝手が非常に良い計算ソフト。日本語ローカライザーもあるので日本語化可能です。これを使ってFENaをパッと出した時には、先生も「良いねぇ、ソレ」と感心してくれました。
『MedRules』はEBMを実感できるソフト。Ottawa's Knee Ruleなんかいちいち覚えてられませんもんね。
e0035413_21491698.jpg

↑ 「MerckManual」は知識の宝庫として使えます。
『NotePad』は元々Palmに入っていたもので、タッチペンで直接記入可能。ちょっとしたメモに使っています。
「Outlines in Clinical Medicine(OCM)」も細かな知識を知るために使用。
『SoDaChi』は小児計測値SD計算ソフト。小児科では必須でしょう。
「Stedman」は、あのステッドマンです。日本語版は廃盤となっているため、本家本元の英語版を入れています。
『Wdic』は辞典ソフトを動かすためのモノ。中には「英辞郎」を入れています。
『WorldClock』は時計で元々Palmに入っていますが、そのアラーム機能を頻用してます。スキあらば病棟を抜け出し教室に戻って寝るので、寝すぎ防止にアラームセット。
「ザ·レジデント」は診療ガイドライン、診断基準、治療指針、ちょっとした計算機能が入っています。
e0035413_21493890.jpg

↑ 「右腕くんVol.3」は略語集。もうちょっと増やして欲しいな…という感じがします。
「右腕くんVol.5」は検査値集。メモ機能付きなので、Tipsを自分で書き込むことも出来ます。
「今日の治療薬」は言うに及ばずのソフト。重宝しています。
「当直医マニュアル」は結構良いです。《問題解決型救急初期診療》に載っていないことはこれで調べてみる、といった使い方に。
「正常画像と並べてわかる頭部MRI」は放射線を廻っている時に多用しました。その名の通り正常画像が隣にあるので分かりやすいです。今は「頭部CT」版も発売されましたね。
「小児の薬の使い方·選び方」は小児の処方に悩めるアナタへ!というコンセプト。でも書籍版の方が使いやすく思います。
「正常画像と並べてわかる腹部CT」も放射のローテでお世話に。ちょっとした空き時間がある時にちょこちょこと見ると楽しいです。
『NenGo!』は年号変換ソフト。干支も分かっちゃいます。

以上でした。『』で括っているのが無料ソフト、「」の方が有料ソフト、と区分けしてみました。SoDaChiやPatientTrackerをはじめ、無料ソフトはWindows MobileではなくPalmのみに対応しているものが多く、まだPalmが踏ん張っている領域です。ABX GuideはPalmだけだったので嬉しかったのですが、同じものかは不明ですが今はSkyscapeでWindows Mobile版が有料で販売されているような覚えがあります(ちっ…)。他にも様々なソフトが存在。あの「イヤーノート」もPDA用に販売されてますし(欲しかったんですが、ちょっと値段が…)。PDAをお持ちの方は調べてみると面白いですよ。
Palmを買った当初は無料ソフトだけで良いんじゃないかなと思っていましたが、いざ色んなソフトを見ると欲しくなってしまいますね。。。
勤めたら5-Minute Consultシリーズを入れようと思っています。

PDAは無くても損した感じはありませんが、一度手にするとそれの無い生活には戻れなくなるというフシがあります。
でもWILLCOMがWILLCOM D4というバケモノ」じみたウルトラモバイルPCを発売しました。Palmよりは大きめですが、Windows Vista Home Premium搭載。UpToDateも思う存分使えます(UpToDateにはPDA版もありますが、やや使いづらいと聞きました。そりゃパソコンのに慣れてるとね…。しかもfull installに2GB必要!)。
こういう技術革新によってPDAはいずれ駆逐されてしまうんでしょうね…。まだまだPDA専用のソフトが頑張ってますが、それもパソコンに。。。頑張ってくれPalmさん(でも自分はセカンドPCとしてD4買っちゃいそう…)。
[PR]
by m03a076d | 2008-07-16 22:55 | ★Palm関連